日本アルパイン・ガイド協会

谷川岳山岳警備隊・合同レスキュー勉強会報告

谷川岳警備隊

2024年7月30日に群馬県警・谷川岳山岳警備隊の方々とAGS-Jで合同レスキュー勉強会を実施しました。
警備隊としては普段実施しているチームレスキューとは違ったセルフレスキューについていくつか練習したいとのことで、トラバースルートからスリップし負傷、ロープにぶら下がっている状態からのセルフレスキューを想定し、ビレイヤーが登り返し、支点の補強、ロアダウン可能なようにロープをセットアップして再度下降。そこからロアダウンと同時に引き込みをするという、なかなか手順が複雑なレスキューを練習しました。
AGS-Jとしてもクライアントのレスキューとは一味違った前提のため、新鮮かつ非常に考えさせる勉強会であったと思います。日帰りでの勉強会で時間的な制約もあり、まだまだ課題は残したが、定期的に合同勉強会を開催することで、隊員の方々とも合意がとれ、今後が楽しみでもある。
最後に隊員の方がいつも使用している搬送用具を拝見させていただきました。搬送に特化して作られているだけに非常に使いやすい道具であると感心したが、この装備を持って山道を急ぎ要救助者も元へ向かうのは、なかなかしんどいだろうなと思う。
登山そのものについても良く訓練されている事が随所で見て取れ、隊員の方々のプロ意識を感じると同時に頭の下がる思いである。
コロナ騒ぎでここ数年、このような企画が中止されていたこともあり、情報交換の側面も含め非常に大事であると改めて認識した一日であった。引き続き積極的に実施したいと思います。

群馬県警・谷川岳山岳警備隊の皆様、ありがとうございました。

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